海外生活を経て１２年ぶりに日本に帰ってくると、日常のさまざまな場面で、日本ってやっぱりすごいなと感じることがたくさんあります。日本の文化はもちろんのことですが、例えば人と接するときや物を扱う時のきめ細かさ(considerate, meticulous)や、物作りなどの技術力(manufacturing skills) など、日々感心させられることが多々あります。その中でも、世界と比べて秀でているのは日本人の「カスタマイズ(customization)技術」能力だと私は考えています。簡単に言い換えると、例えば日常生活で使う商品をより使いやすく、便利なもの に改良していく力です。

例えば百円ショップ「ダイソー」で売り出されている商品。レモンを絞らずに、スクリューだけでレモン汁を絞りあげる器具を見たことがありますか。そのほかニンニクの皮が簡単にむける皮むき器など。特にキッチン用品では、驚くほどの便利なグッズが売っています。こんな便利な器具をよく考え出したものだなと思う商品がたくさんあります。先日もあるテレビ番組で、外国人を対象に世界の家庭グッズについてインタビューを行っていましたが、日本の「簡易スチームアイロン」が第一位に選ばれていました。

ここ最近私が感心しているのは、日本が開発した様々な「エコバック」です。コンビニやスーパーでレジ袋が有料化になって以来、色々なエコバックが売り出されているのを目にします。目的や用途に応じてその種類は多岐に渡り、バックの形、サイズ、色やデザインのラインアップの豊富さには本当に感心してしまいます。買い物をする場所や買うものに合わせて、底の面積が調整してあったり、買った物がきちんと収まるように、バックの口を紐で閉めるものもあれば、ボタンで止めるものもあります。

また、素材も様々な物を扱っています。 エコバッグは、軽くて丈夫で、かさばらないのが魅力です。 最近では、ポリエステルや不織布、コットンなどの 豊富なラインナップから選べるようになりました。 特にポリエステル素材は、発色の美しさのほか、素材自体に強度があるので 型崩れしにくいなど、使い勝手の良さでも人気だそうです。中でも特に感心したのは、お弁当が倒れないように底辺のサイズを考慮したエコバック。幕の内弁当のサイズとお惣菜パックのサイズがあるそうです。日本のデパ地下街で買い物する際には非常に便利です。

皆さん、どうでしょうか？海外でも色々なエコバックは売られていると思いますが、ここまで消費者のニーズに合わせた種類を揃えている国は果たしてあるのかな？(Is there any other country that considers consumers’ needs more than Japan?)と思いませんか。

日本人の「きめ細かさ」によって生み出された、利便性を重視するグッズ「エコバック」をぜひ活用してみませんか。ニーズに応じてエコバックを選ぶことは、ファッションの一つとしても楽しむこともできるかもしれません。ファッションを楽しむと同時に環境保全に貢献できることがいいところですね。(You are contributing to environmental protection and enjoying fashion at the same time!)